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話題の「こども展」 [アート]

六本木ヒルズでこの春もっとも強烈な印象の広告と言えば、現在森アーツセンターギャラリーで開催中の「こども展」のポスター。ちょうど六本木アートナイトの日から開幕でしたので、あの日は横目でチラチラ見るだけでしたが私もいつ行こうかと考えていたところ、またまた機会を頂いてブロガー内覧会に参加させていただくことができました。ご報告が遅くなってしまいましたが、記事をアップしますね。

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まあインパクトがありますこと!
ルソーの「人形を抱く子ども」です。今回の企画の中でもダントツの破壊力ですね。
さてこの展覧会は2009-10年にオランジュリー美術館で開催され、日本では再構成でグレードアップしての開催。初来日の作品が多く錚々たる画家たちの手による「こども」の作品が堪能できます。
※掲載の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

「名画にみるこどもと画家の絆」という副題が示す通り、売るためというより画家自身の我が子を描きたいという衝動が形になった作品が多いというのがこの企画の最大の特徴です。
個人蔵で普段は公開されない作品など、家族で大切に受け継いでいる経緯などを聞くと鑑賞する気持ちも自然と高ぶります。
親としてまた子供として双方向の思いを取り上げていることや、時代を映す観点からの出展など見どころがつきません。

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監修の一人エマニュエル・ブレオン氏は肖像画家デュビュッフの家系。
上は三代目ギョーム・デュビュッフの作品。

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先日の岸田一族もでしたが画家の子供が画家やアーティストになる例は少なくないですね。
ベルト・モリゾの娘ジュリー・マネは両親の死後友人の画家たちに見守られながら自身も画家になったそうです。
今回ジュリーの成長記録ともいえるコーナーがあるのでご注目を。

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ジュリーの後見人の一人だったルノワールは、自身の子育てにひときわ熱心だったようです。
まあ私からすれば(いえ、当のこども達からしても)ルノワール式子育ては結構迷惑。3人の息子はなんと女の子の姿に。。当然息子たちはイヤがったらしいですよ。
しかし絵はいずれも素晴らしく、印象に残ります。

ほかにも、モネ、セザンヌ、マティス、ピカソ、ドニ、フジタなどの愛情たっぷりの力作が並び、ため息が出てしまいます。(それぞれの表現の違いが本当に興味深いんです)
東京会場は会期も残すところわずか。6/14からは来場者プレゼントキャンペーンも始まったとか。
どうぞお見逃しなく。

あ、ひとつご注意を。
私が伺ったときには出品リストが会場にありませんでした(用意がないという説明)。是非事前に公式サイトからダウンロードしてお持ちください。

東京会場
http://www.ntv.co.jp/kodomo/ (公式サイト)
会期:2014年4月19日(土)~6月29日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)

大阪会場
会期:2014年7月19日(土)~10月13日(月・祝)
会場:大阪市立美術館(天王寺公園内)


2014-06-18 07:38  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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