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ブロガー内覧会「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」展 [ブログ]

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先日、現在開催中の展覧会「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」江戸東京博物館 開館20周年記念特別展@えどはく ブロガー内覧会にご招待いただき参加してきました。

「日本がなくしたものを、彼がとっておいてくれた。」
というキャプション通り、東京下町を中心とした明治の庶民のくらしそのものが、私たちが置いてきてしまった日常が、そっくりそのままタイムスリップして目の前に現れる、懐かしくて不思議で心が揺さぶれる展覧会になっています。
ザ・えどはくという感じの素晴らしい展示。本当におすすめです。
※掲載の画像は特別な許可を頂いて撮影しました。展覧会終了後は削除いたします。ご了承ください。

モースとは、アメリカ人動物学者エドワード・シルベスター・モース(1838-1925)さんのことです。
大森貝塚の発見者として小学生でも知っているあの方ですね。
シャミセンガイ(よく分からないのですが腕足動物というものらしい)の研究で日本に来たら東大教授として招かれてしまったとか。

2年間の東大勤務を含め3度の来日を通してすっかり日本の庶民の暮らしに魅せられたモースさんは、日本という国をアメリカに紹介するのが使命とばかりに膨大なコレクションを持ち帰ります。
今回、ピーボディー・エセックス博物館とボストン美術館所蔵品から選りすぐりのコレクションが里帰り。
「未開封の味付け海苔」や「瓶入りのお菓子」の類から、「雑巾」「大工道具」はては「八百屋の看板」なんてものも。数々の写真(モノクロに色付け加工)や日記も必見です。

うさぎ展示は2点。ポスターにも掲載の手あぶり火鉢と縮緬細工です。かわいいですよ。

モースさんが見た明治の日本は、子供を大事にし(世界で一番幸せな子供なんだそう)、自然と共存し、祈りを忘れず、思いやりがあって・・今の殺伐とした都会の風景とはかなり違います。
押しつけがましい感じでは決してありません。わたしのおじいさんおばあさんが生きていたあの時代の風景、使っていたあの道具から、大切なものとは何か、日本人の良さとは何かを自然と喚起させるそんな展覧会になっていると思います。

「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」展
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/special/2013/09/index.html
会期:2013年9/14(土)~12/8(日)
会場:江戸東京博物館 1階展示室 (両国駅から1~3分)


2013-10-23 03:15  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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